2020/05/14 13:24





つい先日、テレビを流しみていたらホームレスへの支援を特集していた。コロナの風評被害で生活に困窮しホームレスになる人も増えているそう。いつも大抵の番組を熱心にみているわけではないけれど、その時はそこに出ていたホームレスを支援している偉いおじさんが言った言葉におっ?となった

「驚いたのは、10万円の定額の給付が決定された翌日にある初老の男性が事務所を訪ねてこられた。白い封筒を1枚持ってこられました。『自分は家もあるし、今のところ年金生活で生活には困っていない』というんですね。実際、現金は手渡されていないのに『いずれそれは来るから先に出します』と。なぜかというと『困っている人は一刻も早い方がいいでしょ』ということで持ってこられたんです。私、いやすごいなぁと思ってですね。」


え、すご、尊い。とついバカみたいな相槌を打ってしまったけれど、自分の知らない世界でそういう問題があって、向き合っている人がいて…という事実にも心打たれるものがあった。covid19が流行り始めた頃にマスクを買いに探し回る高齢者の姿を見てお年玉の8万円を使って布マスクを600枚縫い、市に寄附した中学生のニュースの時にも同じことを思って、まるで自分が偉業を成し遂げたかのようにすごく興奮しながらその中学生の話をいろんな人に話した。ちなみにわたしの涙腺は本当にゆるいのでこういうエピソードに弱い、話しながら突然ぼろっと涙が出たりする。そして、わたしも清く生きなくてはいけんな、と勝手に反省するのです。


話は戻って、"偉いおじさん"は「フロムホーム」とも言っていた。『家からできる事を考えましょうよ。実際、人に会いにいくのは難しいけれど家からできることがあるはずだ。そのことをそれぞれが考えるべきだ。現にいま全国から私の団体にマスクが送られてきたりカンパが届いたり、さまざまな人の気持ちのつながりが目に見える形になってきてるんです。」


こういう、ただ単に感動したことを原動力になにかしたい!って思って始めたのが基金集めのためにCOMETでステッカーを販売するということでした。現在21セット、10500円分の売り上げとなりすでに1万円は基金へ寄附させていただきました。


目に見える人の気持ちのつながりって寄附とかだけじゃない。
大好きなお店がなくなって欲しくないから応援したい。頑張っているあの人にお花を贈りたい。たくさん自粛して頑張っている自分にご褒美をあげよう。みんないろんな思いがある中でお買い物などされていると思います。素敵なものに人が集まって支援できるってとっても大切で素敵なこと。

その一方で、医療現場、教育の場(ならまだ身近かもしれないけど)、支援団体とか保護施設とか、そういう出会ったこともない人たちに何か手助けをしよう!って思うことは案外難しいのかもしれない。でも、私たちが生きていくための社会を支えてくれている土台が崩れないようにしてくれているんだと考えたら、ただ出会ったことがないだけで自分の生活に関わっているんだなって思う。いつか缶コーヒーのCMでも世界は誰かの仕事で出来ているって言ってたなって思い出したけど、そんな感じ。


ジョージアCM 「つながっている」編


だから難しいことを考えずにフロムホーム、家から何かしたい。そしてわたしは家から何かしたい人たちのことも応援したい。

募金活動がもっと手軽にできるようにステッカーをセットではなく単品でも購入していただけるようにしてみました。好きなステッカーを組み合わせたり、お気に入りの1種類だけ複数枚購入する!なんてことも可能です。

人の気持ちのつながりが目に見えるってなんて素敵なんだろう。本当に最近それを身をもって感じています、心ってあたたかい。



最後に、きっと真面目にかくと堅苦しくなってしまうだろうなと思い砕けた文章で書いたのですが、、"偉いおじさん"なんて書いてしまってすみません。奥田知志牧師という方です。上記に書いている「」内の文章は下記のページより抜粋させていただきました。

https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2020/05/0507_3.html